ハミでウマと会話する 後編

昨日から続きの、お真面目な話ですな、手綱の持つ位置。

手綱の先端を、徐々に、1mmずつ、ゆっくりと、上に持ち上げていくと

どこかの時点で、もう一方の手の指の腹に、釣りでいうような『アタリ』があります。

ここが、馬の口角にハミが当たった時、ハミからの馬の言い分が聞こえてくるポイントです。

初心者の皆さんが思っているより、手綱が緩んでいるでしょ?

でも、十分に、馬の言い分はわかります。

とりあえずこのポイントをベースとして、手綱を持ちます。

 

で、実際に運動を開始する場合は、正規のコブシの位置に、つまりコブシ半分、前方にコブシを置きます。

 

コブシの位置、大事です。

コブシの位置が狂うと、馬の言い分が間違えて聞こえます、つまり、コンタクトが狂います。

その要因として

ライダーが前傾する・いずれかの肩の位置がずれる(特に外方の肩が内方前方に移動する)

ライダーの肘の位置がずれる(前後左右に)・何かをするために意識せずに手首をこねくり動かす・馬の動きについていけない等々、様々あります。

 

ブリティッシュ・インストラクターさんが口を酸っぱくして仰る、『コブシの静定』これ、ただの乗馬にも重要なんです。

 

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