目ヂカラで馬を動かしなさい・前編

乗馬クラブのスタッフ見習いのその下働きをしていたころ。20年程前。

よく、先輩から『馬は目ヂカラで動かしなさい』と、ご指導を受けていました。

では、どーやって目ヂカラを使うのか?とか

そもそも、目ヂカラってナンなのか?とか

全く伝授されませんでした。

職人の世界は、先輩のなさることを、チラッと見て盗むものなのです。

『スミマセン、先輩、アッシは視力が弱いので、目ヂカラありません』とか

『スミマセン、先輩、ナニをどーしてどーするのか、ちゃんと順序だてて事細かく説明してくれないと困るんです』

たとえ、先輩の歳が自分よりヒト廻り下であっても、こんなことを先輩に言っちゃぁ〜ならんのです。

でも、ちょっとだけ先輩、その真髄を教えてくれました。

『オレのゆーこと聞かないと、命の保証はないぜ!(実はもっと過激なお言葉)っていう気持ち・目つきで、ウマを見るんだヨッ!』って。

 

今、この時代、どーやって後輩に教えているのだろーか?

馬を動かすぅ?馬は機械・モノかぁ?

 

アッシが今、やっていること、次回以降もお楽しみに!