踵を下げようとして、足首を固めて足を突っ張ると
こんなに力が入っちゃうんデスョッ!
フクラハギ、割れちゃっていますねぇ〜!!
こんな状態で、『タイミングよく脚を自由自在に動かして使う』って、できますかぁ?
馬に乗らないでやってみてくださいな。
せいぜい、膝を曲げ伸ばしして、馬の脇腹に向かって、太鼓をたたくように
踵でボンッボンッってやるのが精いっぱい。
ついでに、膝が上がったりするから、鐙が脱げそうになります。
そしたら今度は、つま先の出番。つま先に力を入れて、、、って
悪循環の始まりです。
馬にうまく伝わらないから、そのうち言われるんです
『もっと強く蹴ってッ!』インストラクターさん、容赦ないですなぁ。
馬を『蹴る』っていう扶助・合図、まっとうな乗馬の世界には、ないです。
蹴っていると、そのうちライダーに『憎しみ』の感情が沸いてきたり
逆に、『自己嫌悪』に陥ったり。
全くいいことはありません、ご用心、ご用心。
貴方に乗られている…貴方を乗せてくれている馬、のためにも。
ところで、『鐙を踏む』って言葉、ご存じでしょうか?
似たような感じの言葉で『脚を下に使う』とかは?
後編は、その辺を、ね。