たぁ〜坊との日々 Vol.61 ヒラヒラ克服レポート《その4》

MOSACCHIの『ヒラヒラ』は、フィールドライディング(野外騎乗)においては

蔓性植物の絡まった低い枝や倒木、竹藪をはじめとした藪の下を安全にくぐる、

そんな状況をイメージしたハザードです。

実際、馬はヒラヒラに対しては物見する場合もありますが、

低い枝など植物に対しては、まず物見はしません。

馬自身が、通過できると思ったら、止まれの伝達がライダーからない限り、進んでいきます。

ライダーさんの座高の高低なんて関係ないです。

ついでにいうと、両サイドの幅も(これも結構重要です、別の機会に)。

なので、『馬任せにすると、ライダーは様々なものに(ハザードに)ぶつかる』と、

いうことになる訳で、ヘタすれば大事故です。

蔓性植物がライダーの首にかかったらッ!?

 

だから、ライダーは回避する必要がありますよね、くぐる必要が。

くぐるのに高さ的に無理なら、下馬して馬を引く(リードする)ことです。

その後、再騎乗しないとならないですけどね。

だから、知らないハザードを、突っ走ってくぐり抜けるなんてことは、

カッコいいかもしれませんが、命知らずのライダーのすることだと、アッシは思っています。

くぐった先に、ナニがあるかもわからない場合は特に。

突き進む前に馬を止めて、よく観察して、

騎乗したまま通過可能と判断したら、慎重に馬を進めていく。

 

低い枝などをくぐる時、極端に前バランスになるので気を付けなければならない事は、、、

-1人間がただ暖簾をくぐる時以上に、騎乗時には時間がかかる(くぐったつもりが、くぐり切っていないで引っかかる)

-2往々にしてハミが外れ、馬とのコンタクトが無くなる(馬のコントロールが不能に)

-3脚が後ろに流れ、脚で馬体を挟み込むような姿勢になりがち(馬に推進がかかる)

対応策

-3に対して 特にブリ鞍の時は気を付ける必要があります、脚が動きやすいから。脚を馬体から離すくらいの気持ちで。

-2に対して ライダーが前傾するとともに拳を前にスライドしないように 前傾時の拳は下にさげるイメージで。

-1に対して 常歩では、ライダーの頭から腰までがくぐり終わるまでは、1完歩では足りないかもしれません。映像の1枚目・2枚目ご参照。

 

このお話、もう一回やりますね、重要なことがあるので。

 


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