MOSACCHIの『ヒラヒラ』は、フィールドライディング(野外騎乗)においては
蔓性植物の絡まった低い枝や倒木、竹藪をはじめとした藪の下を安全にくぐる、
そんな状況をイメージしたハザードです。
実際、馬はヒラヒラに対しては物見する場合もありますが、
低い枝など植物に対しては、まず物見はしません。
馬自身が、通過できると思ったら、止まれの伝達がライダーからない限り、進んでいきます。
ライダーさんの座高の高低なんて関係ないです。
ついでにいうと、両サイドの幅も(これも結構重要です、別の機会に)。
なので、『馬任せにすると、ライダーは様々なものに(ハザードに)ぶつかる』と、
いうことになる訳で、ヘタすれば大事故です。
蔓性植物がライダーの首にかかったらッ!?
だから、ライダーは回避する必要がありますよね、くぐる必要が。
くぐるのに高さ的に無理なら、下馬して馬を引く(リードする)ことです。
その後、再騎乗しないとならないですけどね。
だから、知らないハザードを、突っ走ってくぐり抜けるなんてことは、
カッコいいかもしれませんが、命知らずのライダーのすることだと、アッシは思っています。
くぐった先に、ナニがあるかもわからない場合は特に。
突き進む前に馬を止めて、よく観察して、
騎乗したまま通過可能と判断したら、慎重に馬を進めていく。
低い枝などをくぐる時、極端に前バランスになるので気を付けなければならない事は、、、
-1人間がただ暖簾をくぐる時以上に、騎乗時には時間がかかる(くぐったつもりが、くぐり切っていないで引っかかる)
-2往々にしてハミが外れ、馬とのコンタクトが無くなる(馬のコントロールが不能に)
-3脚が後ろに流れ、脚で馬体を挟み込むような姿勢になりがち(馬に推進がかかる)
対応策
-3に対して 特にブリ鞍の時は気を付ける必要があります、脚が動きやすいから。脚を馬体から離すくらいの気持ちで。
-2に対して ライダーが前傾するとともに拳を前にスライドしないように 前傾時の拳は下にさげるイメージで。
-1に対して 常歩では、ライダーの頭から腰までがくぐり終わるまでは、1完歩では足りないかもしれません。映像の1枚目・2枚目ご参照。
このお話、もう一回やりますね、重要なことがあるので。





