主扶助と副扶助の違い、ご存じですか?
ウェスタン馬術とブリティッシュ馬術で、その定義はちょっと違うようですが。
ザックリ言って、共通していることは
主扶助は三点、脚(レッグ)・拳(ハンド)・騎座/座骨(シート)。
(カッコ内はウェスタン的呼び方)
考え方のベースは
主扶助は、ライダーが自身の肉体(声・音は除く)のみを使って、馬にライダーの意思を伝える。
副扶助は、ライダーがそれ以外(特に道具)を使って、馬に意思を伝える。
で、ここからは、言葉の綾?なのか。
『主』と『副』という言葉。ちょっと立ち止まって考えてみてください。
『主扶助のみで馬にライダーの意思を伝え、馬が答える』ことのほうが
『副扶助も使って馬にライダーの意思を伝え、馬が答える』よりも、
ライダーの騎乗技術(馬とのコミュニケーション能力)が高い、ということになるのでしょうか?
ブリティッシュ馬術においては、ムチはウマの間違った行動(ライダーの意思・扶助に反した行動)を矯正する道具
という定義があるやに聞きます。ホントでしょうか?(ウェスタン馬術はムチを使わない)
以上のような発想・考え方から
『このウマ、ムチがないと速歩しないんですぅ』というある種、不満を抱いたライダーの発言が出てくると思うんです。
馬が悪いのか?ライダーが悪いのか?
では、こんな場合はどうでしょうか?
フクラハギやカカトでの馬への問いかけでは、馬が速歩発進しないので、脇腹をボコんッ!と強く蹴ったら速歩発進した。
主扶助で馬が正しいことをしたと思いますか?
そしたら、こんな場合はどうでしょう?
『ソクホ』と小声で問いかけたら(ライダーの身体の一部を動かしたり、重心等の移動一切なし)、馬が速歩発進した。
ライダーは主扶助を使っていないんですが。
馬とのコミュニケーションを大事にしたいと思うのなら、
主扶助や副扶助という言葉に惑わされないほうがいいと思うんです。
ただし、ブリティッシュ馬術やウェスタン馬術など『競技には、それぞれルールがある』ので
競技会に出るライダーは、そのルールを守らないとなりませんぜ。




