~ 私の馬履歴書 Vol. 1 ~
乗馬を始めた頃の思い出 1
~短鞭編~
2016年1月9日だいあり~より
この道具、なんて呼んでますか?
アッシは、“タンベン”とか“ムチ”って言ってます。
ところで、趣味にしようと乗馬を始めた頃、
そこのクラブのスタッフさん達は、いろんな言い方をしていました。
…先ほどの言い方の他に、
単に“ベン”とか“ステッキ”って言っている方もいましたし、他には、“ブキ”って言っている方もいらっしゃいました。
まぁ、シャレというか、冗談というか。。。
でもその頃、アッシは、まだ百鞍程度の右も左もわからないヒトですよ。
“あぁ~、短鞭というのは、
我儘なウマを引っ叩いて、
こっちの言うことを聞かせる、そういう道具なんだなぁ~ッ!”ってそう思いましたし、
だからそういう風に使いましたョ。
それからのある期間、
鞭の正しい使い方を他のクラブで教えてもらうまでは、
なんというか、人馬ともに不幸なことになっていたんでしょうね。。。
乗馬を始めた頃の思い出 2
~手綱編~
2016年1月31日だいあり~より
乗馬を始めて最初に習いました、手綱の持ち方。
親指と人差し指ではさんで、それからちょっと、
他の道具の持ち方ではあまりないのですが、
薬指と小指の間にもはさみます。
そして、レッスンの時はよく注意されたもんです。
手綱は“しっかり持って!”“ピンと張って!”
そして
“もっと短くッ!” … アッシは思っていました、
他のスポーツ、例えば野球のバット、ゴルフのクラブ、剣道の竹刀、テニスのラケット、
みな、薬指と小指とでグリップを効かせて持ちますよ、
だから、手綱も同じだなと。
とにかく短くガチッと持っていれば
いいんだなッって。
ところが、ずっと後でわかったことですが、
手綱は、
親指と人差し指でグリップを効かせて、
中指・薬指・小指は柔軟にしなきゃぁ~いけないんだなぁ~って。
それが馬とのコンタクトとの第一歩なんだなぁ~って。
ところで、手綱の長さって、気になりますか?
気になる方に一つヒントです。手綱は、長く持っても張ることも(もっというと、引っ張っていることも)できますし、
短く持っても弛んで持つことも出来ます。
・・・これ以上は、レッスンを受けてねッ!
乗馬を始めた頃の思い出 3
~脚編~
2016年2月12日だいあり~より
一番最初に、インストラクターの方から、“脚は、すねの内側です”って教わりました。
“進めの合図は、脚で馬体を軽く圧迫させてくださいね”
でもそのうち、“もっと脚、もっと脚”とか、
“カカトでグリグリしてッ!”とか、
“キックキック!”とか、“もっと強く蹴ってッ!!!”・・・それから、
“脚は、馬体の後から前に絞り出すように使うと効果がありますよ”とか、“軽速歩の時は、座る時に馬体をはさむように使うんです、
ほら、立つ・ギュッ・立つ・ギュッ!”
とかとか、そのうち、“脚を入れる”とか、
“拍車で刺す”って言うことがあるんだと知って。
なぁ~んだ、乗馬は結局はチカラずくなのかぁ~まぁ~、とにかく、ウマが止まらないように、
ひたすらギュッッギュッ、バコバコ、ボッコボコにやればいいんだなぁ~
ってね。
でもその後ちゃんと教わりまして、今は、脚や拍車は、使う必要があるときに、
必要に応じて、あてればいいんだなぁ~って、ネッ。
乗馬を始めた頃の思い出 4
~お使いにウマで行ってみたい編~
2016年2月15日だいあり~より
ウマに乗り始めた頃の夢は、自分のウマを持って、そのウマに乗って、
たとえばコンビニに買い物行ったり途中、ガソリンスタンドに寄って、
“すんません、水、15リットルッ!” って言ってみたり、、、そんな夢見てました。
ところで、そんなことは仕事となった今、
とっくにどっかに吹っ飛んでいっていて、
たまたま今日思い出し、
郵便物を1㌔ほど離れたポストに、投函しに行ってみましたョ
感想は、車のほうが速いし暖かいし、そのうえボロを心配しなくていいし、、、
でも、そんなこと以上に、気分がよかったデスッ!
なぜなら、ウマが輸送手段として使われていた昔、それに乗ることができるのは、
“偉い人だけ”だったんだなぁ~ って、
乗りながら考え、感慨に浸ったって、わけですな。
乗馬を始めた頃の思い出 5
~よく注意されたこと 1/4 かかと編~
2016年2月18日だいあり~より
“かかとを下げてくださいッ!”ってね、
インストラクターさんから、
よく注意されていましたョ
それで、考えたんですよね、
グッと力をかかとに入れて突っ張っていればいいんだなぁ~って。
これが、“鐙を踏む”ってことなんだなぁ~とか、勝手に一人合点していました。
ついでにいうと、
“内モモでギュッと鞍をはさんでくださいねッ”って教わったような気もしていたので、
つまりは、
足の筋肉という筋肉、乗り終わると、
イタタタですよ。
でもそのかわり、そう乗っていると、
“かかとを下げてね”とは
注意されなくなりましたよ
アッシは考えながら、
ガンバって乗っていタッ!?
その後、その乗り方間違いだョって教わってね
だってね、足に力を入れて乗っているとね、
鐙は外れるは、脚は動かないは・・・
今ではただただ、ダランとしています。
因みに言うと、ダランと足を下げていれば、勝手にカカトは下がります、
なぜなら鐙が、カカトより上にあるからなんですよね。
ただ、つま先が下がるのは、論外ですよね。
インストラクターさん、
つま先を下げさせないためにかかとを下げてくださいって、
言っていたんですよね。
乗馬を始めた頃の思い出 6
~よく注意されたこと 2/4 手前編~
2016年2月19日だいあり~より
“軽速歩の手前が合っていませんョ” って、いつもいつも、何回も言われました、
“合わすのには馬の前肢を見て…”
で、何回も言われるのイヤなので、軽速歩をする時馬の肩の動きを見て、
確認してから合せていたんです。
そしたら、合っているから、その後注意されなくなりましたョ
アッシは、考えながらガンバって乗っていタッ!?
ところがですね、その後いい加減な癖がついて、ナニアシだろうが、発進のたんびに、
下見るようになっちゃったんです。
その後ちゃんと習って、、、
ホンとは、軽速歩の手前は、
後肢の動きで感じなきゃぁ~ならんのですよね。
蛇足ですが、駈歩発進の時の姿勢も崩れていて、それを直すの、ホント苦労しましたョ
ちなみにこの写真は、エンデュランス競技中、軽速歩で反動を抜いた時です。
実は、手前を合わすよりも先に軽速歩の乗り方を矯正されたんですが、
“軽速歩は、立つ・座るじゃぁ~ないョ”って、言われた時は、衝撃的でした!
その話はまたいつか。
乗馬を始めた頃の思い出 7
~よく注意されたこと 3/4姿勢とバランス編~
2016年2月21日だいあり~より
アッシの写真なんか、続けて見たくもないでしょうが、
しょうがないです、許してくださいませな。
ところで、本題です。
馬に乗り出した時から、ずぅ~っと
注意され続けたは内容は、“姿勢が悪いです”とか“バランスが悪いです”“上体に力が入ってます”の3点セットです。
いつまでたっても、言われ続けました、
あぁ~あっ。
姿勢やバランスや、いつも注意しているつもりだったんですけどね、トホホです。
ただ、本心を言えば、じゃぁ~どういう姿勢やバランスが、本来あるべき姿なのか?
実はあまりわかっていませんでしたョ。
事細かに教わった記憶がないんです、それに、だめダシはされるけど、改善方法は教えてくれませんでした。
“鏡を見てください”なんて言われたりして、
まぁ~解説書読んだりして自分で考えろッ!ってことですかね。
今では、だいたい、こんな感じです、
決して褒められたもんじゃぁ~ないですが、
多少はマシになりました。
では、どーやって直したか?
いよいよ明日が4回目、
涙涙の特訓をお話してみますね!
乗馬を始めた頃の思い出 8
~ 鐙アゲ特訓の日々 ~
2016年2月22日だいあり~より
最初に乗り出し、教わり、
お世話になった乗馬クラブとは
別のもう一つの乗馬クラブに出入りするようになってから、
アッシの乗り方(と、いうか馬に対する全て)は、大分変わりました。
その時点で、既にそこそこ鞍数は重ねてはいたのですが、
そこのオーナーさんやスタッフさんや、さらに会員さんから、
“初心者のうちは、この練習を
やったほうがイイョ!”
って言われて、行くたびに毎回毎回1ヶ月ほど
多いときは1日に3鞍稽古してもらったのが、
調馬索で速歩する馬に、手綱を持たずに
鐙アゲして正反動で乗る練習ですよ。
脱力して乗りながら、
腕を動かしたり足を動かしたり。
バランスだけで馬に乗り続けるわけですな。
オシリの皮?もちろん、最初はムケマシタッ!
でも、その時の砂をかむような練習があったからこそ、
ちっとだけは馬に乗れるようになりましたョ、
お付合いいただいたスタッフの皆様、馬の皆様、本当にありがとうございました。
やったことがない方は、諸般の事情が許されるならチャレンジしてみてくださいな、
鐙アゲで軽速歩ができるようになったら、
乗馬愛好者としては、立派なモンでスッ!
乗馬を始めた頃の思い出 9
~ “○○すると乗馬がうまくなりますョ” 前編 ~
2016年2月26日だいあり~より
“馬房掃除をすると乗馬がうまくなりますョ!”
とは言われた記憶はないのですが、
某所のサイトには出ていました。
流石に、馬房掃除そのものと乗馬技術が直結するとは、
その時も思えなかったし、
今も思っていないのですが、
アッシは思ったモンです
…馬房掃除をすると、
ウマの気持がわかるかなぁ~?
で、やってみたんですが、そして今もやっているのですが、
ぜんぜ~ん、わかりませんな、トホホ、
でも、思うのです。
ウマのことをもっと知りたくなるなぁ~ ってね
例えば、ヒンバとそれ以外では馬房の汚れ方が違うんですよ、おわかりですか?
それから、これ重要なんですが、
馬房掃除をしながら
隣近所の馬房を掃除している他のスタッフさんと馬や乗馬について、質問したり、
いろいろ話しながら、一緒の時間を過ごせたんですよ、
これ、すなわち、乗馬上達への近道です。
乗馬を始めた頃の思い出 10
~ “○○すると乗馬がうまくなりますョ”後編 ~
2016年2月27日だいあり~より
“自分の鞍を持つと、乗馬の上達が早いですョ!
新品の鞍にはいろんな人のクセがついていなくて、自分の乗り方にフィットするからデスッ!!!”
って聞かされて、まぁ、マニュアル通りのセールストークなんでしょうが、
超初心者のアッシは、そんなものかなぁ~って。
でも、よくこの言葉考えてください、
矛盾だらけです。
例えば、レンタル鞍って、
“いろんな”人のクセがつくのでしょうか?
同じ人が、何度も何度も乗るから、
癖がつくのではないでしょうか?
また、自分の鞍を持ったとして、
その自分の乗り方が安定していない、すなわち悪い癖のその乗り方で、
何度も何度も乗らないと、フィットしてこないわけで、
それこそ、悪い癖のまま乗っていなきゃぁ~ならない訳で
もう、メチャクチャな理論です。
・・・ただ、いえるのは、
なんの趣味も同じかと思うのですが、
自分の道具をそろえるということは、一面楽しいことでもあり、愛着もわくし、
さらに興味がわいてくることになりますよね、
つまり、間接的に
上達の道にも繋がっておる訳だと、
そう思うんです。