この日に想う 〜前編〜

ある因果で、この世に生を受けてのち、丁度63年が経過するこの日。
そこで、なんか、書いてみようかと思ったんだよね。

その昔、数え年全盛期は、『一年の計は元旦にあり』とかいって

お正月と誕生日(正確に言うと歳が増える日)が一緒に来たから、

『今年の抱負を言ってみろ!』なんてカミナリオヤジが、

おせち料理を前にして、子供たちに向かってそっくり返りながら言っていたらしいけど、

今はそんな時代ではなく、、、でも、

元旦から丁度半年過ぎた今日、に、アッシは。

 

学生時代、何故か、鴨長明の『方丈記』に惹かれて、

小田急線で揺られながら、何度も読んだんですよ。

ガタイの大きなスタジャン着た髭のあんちゃんが、

方丈記を食い入るように読んでいた絵は、ナンか少し異様だけど。

アッ、アッシは、高校時代、古文苦手でした。

『ずぅ〜ざら、ずぅ〜ざり、ず、、、ぬぅ〜…』とか

『あり、おり、はべり、いるすがち』 とか

『ラタイ変タイ活用』とか、とか、よくわからんなぁ〜って、レベル。

なので、『方丈記』を原文で読むというより

現代語訳と解説を中心に読んでいました。

 

ある種の出世競争に敗れた『中の下の下の貴族(ただし神職の名家出身)』が

イジケて出家したんだけど、隠遁生活を心豊かに(虚勢を張って)送っていまっせ、

っていう内容だな、って、当時は思っていました。でも、なんかしらの憧れが。

 

いま、読みかえすと、長明さんの気持ちが少しはわかるような気がするんですな。

鴨長明、53歳で隠遁生活に入り、57歳で『方丈記』を書き上げ、61歳で死没。

アッシの方が長生きしているし。。。

そして、今の住処は、彼が隠遁生活を送った『方丈庵』(4畳半程度のみ)の3倍程度はある借家。

でも、なんか、かくありたい、と思う、学生時代とは違った想いが。

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