2026年01月16日
初心者の方向け≠シリーズ 『平常心で乗る≠無心で乗る・前編』
今日の日中は、結構風が吹いていましたよ。
甲府気象台発表の北杜市・大泉の風速は5m程度でしたが
ここ明野では、風当たりが強いので、7〜8mだったのではないか?と。
土煙が時折あがり、辺りの木々はゴーゴーなっていました。
こんな日は、ウマが、ヤバいんだよなぁ〜ッ! って、
皆さん思うし、当然アッシも思います。
で、一転、放牧場の馬たちに目を向けると、結構、のほほぉ〜ん、としています。
そーなんです、強風だからって常にウマたちがバタバタしている、っていう訳じゃぁ〜
ないですよね。
なにかのきっかけで、突発的に、大きな動きをウマがしちゃう。
ケツっパね、横っ飛び、猛ダッシュ…
それがいつ起こるかわからない。。。
でも、それって、風が強くなくても起こりませんか?
ただ、起こる確率が格段に違う。
だから、いつ起こるか?いつ起こるか?って、
ライダーさんは思い、ビクビクし。
そして、インストラクターさんからアドバイスが飛びます。
『平常心で乗ってください!ライダーさんがビクビクすると、馬に伝染しますヨッ!
さらに馬はビクビクしますヨッ!!』って。
その声を聞いた貴方、さて、どーーー思いますか?
『ビクビクするなって言ったって、じゃぁ〜どーすればいいの?
怖いものは、怖いじゃんッ!』
どーーーすれば、いいのか?
お経唱えながら、心静かに無心無我で乗ればいいのかなぁ〜???
…天災は、馬が暴れるのは、忘れたころにやってくる、、、じゃぁ〜どーすればいいのか?
次回以降続きます。

2026年01月17日
初心者の方向け≠シリーズ 『平常心で乗る≠無心で乗る・中編』
『備えあれば、憂いなし』 なんて諺がありまして。
いつ起こるかわからない災難に対しては
常に、災難対策・対応のシュミレーションや練習をすれば、
突然その時が来ても、落ち着いて行動できるわけですな。
だから、馬の場合もそーすれば、いい訳です。・・・が。
いったいどーやって練習すれば?予行練習すれば?いーの???
まさか、どなたかが乗っている最中に、
馬場に立っているスタッフが急に、追い鞭を振り回して
馬をビックらさせて、人工的に危機状態を作り出すわけにもいかんのですよね。
人馬ともに不幸なだけです。
だから、疑似体験にすればいいんだと思います。
馬がビックらして、イレギュラーすることで、
ライダーさんが落馬する、その場面が予想されるから、ライダーさんはドキドキする。
だから、そんな状況になって、馬がイレギュラーしても、
落ちないライダーさんになる。
落ちなければ、ドキドキしない。
言葉は簡単。
疑似体験をどうやって、ライダーさんは経験していけばいいのかなぁ???
アッシの考えは、次回の最終回で。
(このウマ、別に、暴れるウマじゃぁ〜、ないですぜ (^_-)-☆)

2026年01月18日
初心者の方向け≠シリーズ 『平常心で乗る≠無心で乗る・最終編』
ジェイって言う名前のウマ、風が強い冬場に弱いんです。
常歩していても、急に2,3完歩、速歩になっちゃう。
そんな時、平常心で乗っていれば、
落馬などのトラブルを予防できますョって、言っているわけですが。
平常心で乗っていれば。
そのためには、シュミレーションと対応した練習が必要すよ、そして、
その前に、予測することも、って。
どんな練習をするのか?
まずは、基本中の基本、バランスで馬に乗るってこってす。
手綱につかまったり、鐙を踏ん張っていたり、鞍をガッチリ挟み込んでいたり
(障害飛越は、脇に置いておきます…だから、落ちる危険性が高いともいえるけど)
バランスが崩れるから、落ちる、そーゆーことです。
次、ライダーの重心を上げない、下げたまま。
乗っている時は、常に常に、重心が下がるようにイメージします。
つまり、コブシや脚(ひざから下)を上方向に使うことは、極力しない。
重心が上がると、バランスが崩れやすいです。
手綱を持つときは、上腕の力は使いません。使うと、コブシが上がります。
そして、最後に。
常に、小さなトラブル発生を予見し、感知し、即対応できるマインドにしておく。
これは、どーゆーことか?
大トラブルの前には、前兆・小さなトラブルが、ほとんどの場合起きます。
それを察知できる感性と対応力を身に着けていけば、大体のことは怖いものなしです。
『ダムの決壊は小さな穴から始まる、小さな穴の時に修復できれば、決壊しない』
例えば普段からできること。
一つ目。
馬に突っ走られたとき、ナニするパターンは、
全身に力が入って硬直し、前傾姿勢になって、斜め前・横にナニします。
普段から、速歩発進・駈歩発進の時に前傾(または後傾)しないで
馬の鉛直上に体幹を維持することに気を配れば、いいのではないか、と。
二つ目。
馬がよく駄々こねるパターン、隅角とかで内側に入る。
内方にヘンに馬が体重移動した瞬間に
壁の内方手綱・脚を即出動できるように意識・準備する。
三つ目。
風の影響にビックらこいて走るパターン。走る前に、外方上方に首が上がります。または馬体が沈む。
その瞬間、手綱を持つわけですな。決して引っ張らない、繋ぎ場のチェーンです。
つまり、馬の前兆の動作に対応して、コブシとキャクが自由自在に動かせれば
いいんです。それはまさに、普段の練習なんです。
馬が大トラブルに至る前には、前兆すなわち動作・体重移動などが、
ほぼ必ずといっていいほど起きます。それをまずは感知する。
で、それ以前にトラブル発生を予測することも必要です。
(但し、トラブルが起きていないのに先回りしれはいけません)
それを感じ取り、即対応できるライダーさんを目指しましょうよ!
それが少しずつでも出来るようになると、それがフツーのことになり
すなわち、平常心で乗っていられるってことになります。無我無心ではできません。
アッシも、少しずつ努力しています、平常心で乗れることを目指して。

2026年01月29日
初心者の方向け≠シリーズ 『車のハンドル捌き≠手綱捌き・その1』
この交差点を利用してこれから何回かで、
馬に左右に行ってもらうとか、カーブするとか、曲がるとか・・・
乗馬と車や自転車の運転と同じこと、違うこと、なんて考えてみたいと思います。
まずは復習です。以前、別のコーナーでも書いたんだけど。
車・自転車のハンドル(以降、ハンドルって書きますね)と
馬に乗る時に使う手綱は、仕組みが根本的に違いますよね?
ハンドルは、前輪に直接働きかけることができるけど
手綱は、前肢に直接働きかけることはできません。
ハンドルは前輪の動き(方向性)を完全にコントールできるけど、
手綱は前輪=前肢の動き(方向性)を絶望的に近いくらい直接的にはコントロールできない。
手綱は、馬の鼻口先〜首に働きかけることができるだけです。
(それらへの働きかけの延長で間接的に、手綱で前肢をコントロールできますが)
その違いを、頭に叩き込んでおかないと、人馬で不幸な状況に陥りますので
まずは、その処特に御用心です。

2026年01月30日
初心者の方向け≠シリーズ 『車のハンドル捌き≠手綱捌き・その2』
この先の緩やかな右カーブ。
こんなケートラに乗っていたら、ハンドルをどう動かしますか?
左手(外方コブシ)を右上方向に、右手(内方コブシ)を真下方向に動かしていく、
つまり、ハンドルを右に切っていくと思うんです。
手前の交差点を右折するというと、それじゃぁ足りなくてクルクル右にハンドル廻しますよね?
手綱の使い方、これじゃぁ〜、拙いんですよ、っていうか、
馬は口角が痛い、苦しいんですよ。
だから、内方のハミを外そうとして肩を左側に押し、そして張り出していく。
曲がりませんな、外側に膨れる。
力ずくで曲げれば、首は右側に向くかもしれないけど。
馬の前肢(肩)の進む方向性は、手綱/レインでガイドするのが原則でして。
この右カーブで言うと、道路のガードレールが外方手綱、
センターラインが内方手綱ってことになります。
下の絵の人馬。
姿勢も教科書通りですが、コブシとレーンも教科書通りになっています。
手綱/レーンは、馬の首をガイドする、ハミは、馬の顎の位置・方向性に問いかける。
それは、くれぐれも忘れちゃぁ〜ならんのですぜ。
ここで、押し手綱は?って思う方もいるかもです、それはまたの機会に。
ただ、押し手綱だって、外方のコブシは、馬のタテガミを超えちゃぁ〜ならんのですぜ。


2026年01月31日
初心者の方向け≠シリーズ 『車のハンドル捌き≠手綱捌き・その3』
馬の進行方向は、手綱/レインでガイドしましょう って、
前回までのお話。
手綱で馬の首をひん曲げても、ナンの役にも立たず、馬の口が痛いだけ。
ヘタすれば、世間様からは馬への虐待と糾弾され、その上馬から恨みを買うだけ。
で、今回は、Rのお話。
曲線半径の事ですな。
前方の緩やかな右カーブ、Rが大きいです。
こんなカーブを通過する場合、乗馬では、手綱はほとんど使いませんな。
手綱と外方脚で一瞬ガイドして、輪線に馬が乗ったら手綱と脚はニュートラルに戻して、
あとは馬なりでいいと思うんです。
車の運転=ハンドル捌きと違うでしょ?
ハンドルをニュートラルに戻したら、タイヤは真直ぐに向いちゃうでしょ?
馬は違うんだよなぁ〜!馬には馬の頭脳があるんだよなぁ〜!
では、手前の曲がり角。Rが小さいです。隅角通過や中央線に入る角度と同じ。
こんな場合は、Rを正確にとろうとすると、結構難しいです。
マニュアル車の場合は、ギアを落としてエンジンブレーキを使うんですが、
つまり、エンジン回転数は上げるんだけど、タイヤの回転数は下げる。
曲がるためには推進力が必要だけど、スピードがあると曲がり切れない。
この点は、車も馬も同じでして。
で、乗馬の場合は、速歩や駈歩だったら、歩度を詰めたり、半減却っぽいことすることになります。
それらの技術は、いずれどこかで、なんですが。
ポイントは脚とハミを使ってその馬の推進力を増し、そして受け止める、なんですが。
いずれにしても、手綱を左右にごちゃごちゃは使わないわけで
車のハンドルをくるくる回すのとは、訳が違うということは
クレグレも頭の中に入れといたほうがいいと思うんですよ。
で、次回最終回は、このシリーズの最後のまとめのお話です。


2026年02月01日
初心者の方向け≠シリーズ 『車のハンドル捌き≠手綱捌き・その4・最終回』
車の運転では、ハンドルを回すことによって
前輪の角度が変わることによって、進む方向性が決まっていきますが、
馬の誘導では、手綱は馬が進むべき方向をガイドする役目で、
ハミが左右いずれかの口角にソフトタッチなテンションをかけることによって
馬へ方向性をより確実に伝えることができるのですが、
根本的に馬に進むべき方向性を伝えるのは、脚の役割です。
左脚が馬体に触れて、右脚が馬体に対してフリーだったら、
馬は、右に寄っていこうとします。(違和感からの逃避)
内方手綱は、車の運転で言えば、ウインカーのレバーを操作する程度。
右カーブ切るのにハンドル廻すための左腕は、乗馬で言えば左脚になります。
外方手綱で、外側のガードレールをしっかり作る。
って、ことで、初心者の方は、内方手綱を使いたくなったら
手を大きく動かしたり、必要以上に力を入れることをグッと我慢して、
外方手綱と、特に外方脚、に素早く出動命令を出してみてくださいませ。
馬に輪線に乗ってもらう(曲がってもらう・直径20m程度以上の輪線=R20以上)為に必要な操作は
外方脚75%(方向性の問いかけ)、外方手綱15%(口・首・肩のガイド)、
内方手綱(きっかけつくりと口・首・肩のガイド)6%、内方脚(方向性の問いかけ)4%程度、
って感じだと思っています。Rが小さくなると、話はもう少し複雑です。
そして特筆すべきは、車のハンドルは手を離すとタイヤの向きは直進になってしまいますが
馬は、輪線に載ったら、手綱をニュートラルに戻しても
その輪線の方向性を維持することが可能だということです。
馬が輪線に乗ったと思ったら、どんどんリリースして、馬をほめてあげましょうぞ。

2026年02月11日
初心者の方向け≠シリーズ 『競馬の鞭≠乗馬の鞭』 〜形状じゃなくて使用目的のお話
競馬の実況中継アナが興奮して
『さぁ3頭そろってゴール前直線のたたき合いだッ!』なんて。
ジョッキーが馬の腰にバチバチと鞭をあてて。
アッシは競馬に疎いのですが、鞭の使用にはいろいろ規制があるようで。
2完歩あけずに5回以上使ってはならん、とか
ジョッキーの肩以上に鞭を振り上げてはならん、とかとか。
馬のウェルフェアを考えて。
ジョッキーが鞭を使う主な目的は
『馬に気合を入れる』『馬にラストスパートを促す』
ちょっと違った意味では、『馬の左右への誘導』
で、競馬ファンが乗馬を始めると、おんなじ感覚で
鞭を使うわけですよ。(競馬ファンでなくとも)
これ、基本的原則的には、大きな勘違い・間違えです。
例外的には、障害馬術で『飛越前の勇気付け』みたいに使っているのかなぁ?
乗馬・馬術で鞭を使う理由は、『脚へ反応することへの条件付け』です。
競馬が主扶助として鞭を使っているのに対して、
乗馬・馬術はあくまで副扶助として鞭を使います。
なので、いきなり馬に鞭をあてることはないですし、何度もバシバシやることもありません。
(長鞭の使い方は、ちょっと脇に置いておきます)
脚との関連として、鞭を使う。
脚 ⇒ 鞭 がセット
鞭で反応したからといって、次の同じような機会に、いきなり鞭を使うことはありません。
やっぱり、まず脚。脚で反応したら、いいこいいこ!
脚に反応してもらうための、条件付けのための鞭の使用です。

